美術倶楽部鑑定書 鎌倉末期元徳頃　約690年前 本阿弥光遜鞘 沸匂深く美しく絡み金筋砂流し掛る超健全最高傑作 脇差　無銘　正宗 ▼商品詳細写真 ▼商品名 美術倶楽部鑑定書 正宗 本阿弥光遜鞘書 沸匂深く美しく絡み金筋砂流し掛る超健全最高傑作 一尺六寸七分 ▼商品説明 長巻直し造、庵棟、身幅広く、反りやや浅くつく。鍛は、板目肌つみ、杢目肌交じり、地沸微塵につき、地景細かく入り、淡く映り立ち、鉄明るく冴える。刃紋は、のたれて、大互の目に、丁子刃交り、飛び焼き掛り、足・葉太くよく入り、小沸深くよくつき、金筋・砂流し掛り、匂深く、匂口明るく冴える。帽子、のたれ込んで小丸。彫物は、表裏に薙刀樋を掻き流す。茎は、大磨上、先切、鑢目勝手下り、目釘孔一。ハバキは、金着一重。 ▼刀工情報 相州正宗は、日本の刀剣史上において最も著名な刀工であり、その名は名刀の代名詞とも言え、大坂正宗（井上真改）四谷正宗（源清麿）というように彼の名は名工への賛美としても用いられている。江戸期には、正宗は藤四郎吉光、郷義弘と並び天下三作と称され、大名道具には欠く事のできないものであった。正宗は、相州伝の事実上の創始者である新藤五国光の門人で、姓を岡崎、通称は五郎と名乗ったと伝わり、同門に行光や則重などがいる。正宗は、師国光の作風を継承しつつ、さらにそれを発展させて相州伝を大成させた。正宗が大成した相州伝は、その人気から瞬く間に日本全国に広がり、時代を席巻し、殊に、代表的な相州伝の刀工は江戸期以降正宗の弟子とされ、世に正宗十哲と呼ばれている。正宗十哲とは、鎌倉末期から南北朝期にかけての代表的な相州伝の刀工十人（越中則重、志津三郎兼氏、濃州金重、郷義弘、長谷部国重、来国次、備前長船兼光、備前長義、石州直綱、筑州左文字）を正宗の高弟として、古代中国の思想家孔子の高弟十人の総称である孔門十哲に準えて呼んだものである。どの刀工が本当に正宗の弟子であるかについては諸説あるが、何れの刀工も作風において正宗の影響を受けている事は確実である。 ▼商品サイズ 長さ50.5cm　反り0.9cm　元幅3.1cm　元重0.78cm　鎬厚0.81cm　茎長15.7cm　重量650g ▼商品の状態 身幅広く、重ね厚く、薙刀樋が入り、重量も650gもある豪壮な長巻直しで、小板目肌つみ、杢目肌交じり、地景細かく入り、淡く映り立ち、明るく冴えた地鉄に、互の目に、丁子刃交じり、飛び焼き掛り、足・葉太くよく入り、小沸深くよく付き、金筋・砂流し掛り、沸匂が深く美しく絡み、匂口明るく冴え渡る頗る健全な傑作である。 ▼発送サイズ ゆうパック120サイズで発送いたします。全国一律1500円。 ▼注意事項 ◎写真の色はなるべく実物に近づけるようにしておりますが、多少異なる場合があります。また寸法の誤差はご容赦ください。◎希望価格と隔たりがある場合等、取下げさせて頂く事がございます。◎落札した時点で購入の義務が発生します。キャンセル、返品は一切お受けできませんので、写真を良くご覧の上ご判断いただき、責任のあるご入札をお願いいたします。◎落札後24時間以内のご連絡、3日以内のご入金をお願い致します。ご連絡・ご入金がない場合、誠に恐縮ではありますが入札者都合で落札を取り消させていただく場合もございますので、ご注意ください。◎刃切れ等の重大な瑕疵が有る場合のみ返品に応じる場合がありますが、委託者様との兼ね合いもございますので、商品到着後7日以内のご返送に限りご対応させて頂きます。◎刀剣及び火縄銃は、銃砲刀剣類所持等取締法にもとづき都道府県の教育委員会に所有者変更の届出が必要です。刀剣所持者変更を同封致します。◎評価が新規の方・悪い評価がある方の場合入札を取り消させていただくことがございます。お手数ですが、上記の方は、かならず質問欄よりお名前・ご連絡先を明記の上、事前にご連絡をお願いいたします。（質問には返信いたしませんので、内容は公開されません。）